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Guild名鑑 No.170 医療福祉企業 人材育成・研修コーディネーター 中山 久実さん  

みんなで描く、みんなで創る未来。
中山 久実さんのインクルーシブ・マネジメントの挑戦

港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。このギルド名鑑ではそんなCreative Guildでつながったユニークな方々をご紹介しています。今回ご紹介するのは、医療福祉の現場で人材育成と研修を担う中山久実さん。「みんなで描く、みんなで創る未来。」――その言葉の通り、患者や利用者、家族、支援者を巻き込みながら、誰もが安心して挑戦できる関係づくりを通じて、新しいインクルーシブ・マネジメントの形に挑戦しています。

Guild名鑑ファイルNo.170】 中山久実/医療福祉企業 人材育成・研修コーディネーター 

看護師として現場経験を重ねたのち、現在は医療福祉関連企業で職員研修のコーディネートを担当する中山 久実さん。現場の声に寄り添いながら、新人からマネージャー層まで幅広い研修を企画・運営し、看護師や介護職員を対象にした学びのプログラムにも携わっています。また、2025年上期の港区立産業振興センター主催「実践型リーダー育成講座」にも参加。その学びをきっかけに、人と人が信頼を通じてつながり、より多様な人たちが活躍できるインクルーシブな組織文化づくりへと挑戦を広げています。

そんな中山さんが一貫して大切にしているのは、「理解することを諦めない」という姿勢です。人はそれぞれ違っていて、すぐにわかり合えないこともある――それが当たり前。だからこそ、中山さんはその違いをそのままにせず、丁寧に向き合い、素直に感じたままを受け取り、言葉にして伝えます。これは一見シンプルでありながら、実はもっとも勇気を要する行為。けれども、その積み重ねこそが、相手を理解し、自分を理解してもらい、信頼関係を育み、新しい可能性を踏み出すための確かな土壌を耕していくのです。

一方で現実に目を向ければ、現代社会は一言でいえば忙しく、成果や効率が優先されがちです。その結果、人の想いが置き去りにされ、関係性がないがしろにされる場面も少なくありません。さらに、強い立場の「大きな声」が優先され、現場の「小さな声」がかき消されてしまうこともあります。けれども私たちが本当に向き合うべきは、目の前にある現場のリアリティであり、そこにいる一人ひとりの存在です。丁寧に耳を傾け、対話を重ね、共により良い状態をつくっていく――。真にインクルーシブな社会を創るにはその姿勢が不可欠なのです。

中山さんの取り組みは、ご自身の姿勢を基軸にインクルーシブを組織の文化にしていくための挑戦。当然それは一つの組織だけでなく、社会全体で共有していくほどにインパクトを生み出していきます。だからこそCreative Guildもその一端を担い、“楽しい”から始まる未来づくりの基盤として、インクルーシブの実現に中山さんと共に取り組んでいきます。それはCreative Guildの掲げる「友達最強」の実現でもあるのですから。

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