Guild名鑑 No.61　人に“つながり”を: ジョナサン牧師の寄り添うコミュニティづくり

港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。このギルド名鑑ではそんなCreative Guildでつながったユニークな方々をご紹介しています。今回ご紹介するのはシンガポール出身の牧師 ジョナサン・アングさんです。教会を訪れる方だけでなく地域社会ともつながりながら、互いに支えあい・孤独を感じる必要のない、一人一人に寄り添う国境を超えたコミュニティづくりに取り組んでいます。

【Guild名鑑ファイルNo.61】 ジョナサン・アング/牧師

ジョナサンさんはシンガポールで設立された教会 ビクトリーファミリーセンターの牧師として、シンガポールやアフリカで活動してきました。2019年に家族とともに移住し、日本での同教会の設立に貢献。現在は西日暮里にある教会を拠点に、牧師として毎週末の礼拝を行うことはもちろんのこと、学生たちが英語を学ぶための場や地域との交流イベントなど、国籍や立場や年代を超えて人がつながる機会を提供し続けています。ちなみにジョナサンさんが行う礼拝は音楽ライブのように活気にあふれており、だれもがオープンに参加できる場となっています。

そんなジョナサンさんが大事にしているものはお互いを理解しあえる“つながり”、つまり“愛”です。それは誰もが孤独を感じる必要もなく、互いに支えあい、前向きにものごとを動かしていける、開かれたコミュニティの在り方とも言えます。ただそこに入るためには“きっかけ”も必要です。だから一人一人に寄り添い、丁寧に対話し、そして一緒に時間を楽しむことも大切にされています。つまり、ジョナサンさんは誰かにとっての最初の“つながり”であり、その“つながり”を広げていくための存在として立ち続けているのです。

国や地域、文化・思想、業種・業界、年代を問わず、“つながり”の必要性を語る方は非常に増えています。それは社会全体の持続可能性が危ぶまれていること、そしてそこにある社会問題が一人の個人や一つの組織の力では解決できないほどに複雑化していることが大きな要因ではあります。しかしながらそれ以上に、あまりにも個人主義が行き過ぎてしまった結果の裏返しなのかもしれません。Creative Guildもジョナサンさんと同様の想いから「友達最強」のコンセプトをもって、最初につながれる“場”を提供してきました。この方向性はどうやら世界共有のようです。ぜひこれからもあらゆる壁を越えて、一人一人に人として寄り添えるコミュニティをみんなで広げていきましょう！そうすれば、“楽しい”から新しい未来をもっと始められるはずですから。