第1回 ソーシャル・デザイン勉強会 開催レポート
港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。その中のプログラムとして様々な地域から実践者が集まり、障がい者社会参画促進NFT事業をコンセプトとして立ち上がったART WITH MEのプロジェクトがあります。
このプロジェクトを起点に対話を重ねる中で、長野県長野市に本社を構えるフットヘルスケアカンパニーである株式会社シューマートさんが加わり、今回「ソーシャル・デザイン・プロジェクト」としてリスタートしました。だれにとっても心地よく豊かな時間を過ごすための”ユニバーサル・プロダクト&サービス・デザイン”をテーマに実際の事業を構築していきます。
8月に各自のやりたいことの対話から、ソーシャル・デザインのためのビジネスプラットフォームを共通のコンセプトを設定。そして9月6日に開催した第1回では、この場に参加している各自の意義をChatGPTなどのテクノロジーも活用しながら探求していきました。参加者個々人の実業とのリンクを考察していく中で、まだまだ内容の抽象度が高いことや、必要な知識やマンパワー不足という課題も明らかになり、実践的な気づきを得ることができています。
その後のフリーダイアログの中で、誰もが気軽に立ち寄れる場所の空間デザインに関する発言をきっかけに様々なアイデアが飛び交い、自然とまとまっていきました。
物理的な場所を中心に、障がい者施設とのつながりによるローカルマーケティング・モデルや他地域連携の観点からのグローバル・ブランディング。そしてアートなどを起点にクリエイターの交流や障がい者雇用を起点とした企業参画の施策が浮かび上がり、これらを結ぶDEIのコミュニティ拠点が見出されました。これは先日の地域デザイン学会でも発表している、Creative Guildの背景にある社会システム・モデル”かせぐまちづくり”につながっていくものです。
この勉強会は2023年度末まで月2回のペースで開催していきますが、ここで描き出したグランドデザインから、次回はビジネスモデルやアクションプランに落とし込んでいきます。
次回のレポートもお楽しみに。
Minato Creative Guildとは?
港区立産業振興センターを拠点とした、港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちがゆるくつながるコミュニティです。ユニークな活動をしている実践者を中心にディープな井戸端会議をする「ヨリミチ部」や、おもしろいアイディアを共有する「みんなのネタ帳」などの活動を展開しています。そしてたまに本気のプロジェクトもやっています。お問い合わせは港区立産業振興センターまで。もちろん、港区以外の方も大歓迎です!
この記事へのコメントはありません。