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地域デザイン学会 まちづくりフォーラム ヨリミチ部

8/17開催 地域デザイン学会・かせぐまちづくりフォーラム 開催レポート

去る2023年8月17日(木)東京都の港区立産業振興センター小ホールにてCreative Guildと地域デザイン学会の共催により、「かせぐまちづくりフォーラム」が開催されました。テーマは「ハッピー・マイノリティ-マイノリティとつくる”かせぐまちづくり”-」です。

“かせぐまちづくり”は、地域をけん引する事業者を核として、持続的で、自律的な課題解決・価値創出をするための社会システムのモデルです。フィールド・フロー株式会社の代表取締役で、Creative Guildのギルドマスターでもある渋谷が地方創生を進める中で、150人の実践者たちと対話して導き出した、民間主導の実践モデルが”かせぐまちづくり”です。なお、渋谷は地域デザイン学会 かせぐまちづくりフォーラムのプロデューサーも務めています。

今回は、”かせぐまちづくり”の社会モデルを事業戦略デザインに取り入れた一般社団法人Creative Guildとして、これまでの歩みとこれから展開を共有することができました。また、このモデルを活用して事業的な展開が具体化しつつある、一般社団法人障害福祉推進機構の「ART WITH ME -アートによる障がい者の共創型社会参画モデル-」の貴重な実践事例も、学会の場を通じて発信することができました。

ミナトクリエイテイティブギルド 地域デザイン学会 かせぐまちづくり

先ずは渋谷から、このフォーラムの目的と意義、そして今回のこのイベントのアジェンダを説明し、「どんなことがこれからの地域活性化とまちづくりに必要なのか?有効なのか?」について参加者の問題意識の方向性を整え、本題につないでいきます。

ミナトクリエイテイティブギルド

そして一般社団法人Creative Guild の共同代表・岡から『Creative Guildによる「実践するかせぐまちづくり」』と題して実践事例を共有しました。異業種や異分野の人たちとの共創を促進していくための越境的な学習と、実践的な活動の場の必要性を説明。そのためにCreative Guildは持続可能な社会に向けての学びと実践、そして持続可能な経営のための共創の機会となるプラットフォームを構築し、社会に提供していくという今後の展望にも触れています。

一般社団法人障害福祉推進機構 講演会

一般社団法人障害福祉推進機構の代表・白石浩一さんからは「ART WITH ME -アートによる障がい者の共創型社会参画モデル-」の実践事例。白石さんはご30年以上にわたって福祉や介助に関わっておられます。その経験を活かし、障がい者福祉としても社会経済にとってもポジティブな選択肢を広げる取り組みを進めて来ています。今回のART WITH MEはNFTのテクノロジーを掛け合わせ、アートを活用した障がい者の社会参画の仕掛けづくりとして、具体的な事業展開を推進中。その成果も出始めているとのことでした。

そして渋谷からは『マイノリティとつくる「かせぐまちづくり」のシナリオ』についての解説。既存の価値観から抜け出して、市場の奪いあいから離れ、新しいパイを増やしていくための共創の意識へと、ひとりひとりの内的な変化を起こす必要性があることや、そのための認知の更新の方法論、”かせぐまちづくり”モデルの構造と理論、実践的・経験的な知見からいえることを、二つの実践事例を踏まえて共有していきました。

社会をより良く変化させながら継承していくためには、社会全体のオーケストレーションが必要です。一人一人が自律し、前向きに共創できる、多様性、公平性、包摂性のある社会。そんな未来に向けた、実践からの気づきを共有する時間となりました。Creative Guildとしても今後、こうした場は継続していきたいと考えています。

 

Minato Creative Guildとは?

港区立産業振興センターを拠点とした、港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちがゆるくつながるコミュニティです。ユニークな活動をしている実践者を中心にディープな井戸端会議をする「ヨリミチ部」や、おもしろいアイディアを共有する「みんなのネタ帳」などの活動を展開しています。そしてたまに本気のプロジェクトもやっています。お問い合わせは港区立産業振興センターまで。もちろん、港区以外の方も大歓迎です!

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