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Guild名鑑 No.78 対話と恩送りで創る持続可能な未来。多摩大学 客員教授 小林 立明さんが探求する社会価値のための金融

港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。このギルド名鑑ではそんなCreative Guildでつながったユニークな方々をご紹介しています。今回は、JPBV(一般社団法人 価値を大切にする金融実践者の会)にも参画している多摩大学 客員教授の小林 立明さんです。小林さんは、対話と恩送りを通じ、いかに持続可能な未来に向けた社会価値を創出していくのかを探求。特に、金融の分野から、その実現に向けた仕組みづくりに取り組んでいます。

Guild名鑑ファイルNo.78】 小林 立明/ 多摩大学 客員教授

小林さんは、東京大学を卒業後、ペンシルバニア大学でNPO指導者育成を学び、学習院大学を経て多摩大学へ。同大学のサステナビリティ経営研究所 主任研究員(客員教授)として、ソーシャルファイナンスやソーシャル・イノベーション、社会的インパクト評価、NPO経営などの研究に従事しています。また大学以外にも国際交流基金や日本財団などにも関わり、一般社団法人 グラミン日本の理事も務めるなど、精力的に実践活動を展開しています。

そんな小林さんが大事にしているのは「恩送り」。それは次の世代の持続可能性を意図し、利己的な見返りを求めず、利他的な社会貢献に取り組み、次世代に継承していくことです。「フィランソロピー」という言葉でも表現され、金銭的・物質的な視点に偏らず、信頼や幸福、博愛などの無形価値も含めた健全な未来志向の社会価値循環を目指しています。また、その実現には多様性を受け入れ、相互理解を深めるための「対話」が不可欠です。この対話が変化に適応し続けるリーダーシップを育成し、「恩送り」を当たり前に行う社会風土を築いていくからです。

現代社会では社会貢献は「儲からない」と敬遠されたり、表面的な活動に止まったりすることが少なくありません。しかしなが、本来社会貢献と経済活動は一体。経世済民という言葉が示すように、経済の本質は社会を支えることにあります。つまり、小林さんのいう「対話」と「恩送り」による社会価値創出は経営者と、その経営者を支える金融機関や行政機関の理解は不可欠と言えます。一方でそれは人間本来の在り方への原点回帰でしかありません。難しいことではなく、人として当たり前のことを当たり前にやる、というだけで十分に実現可能です。

 “楽しい”から始まるコミュニティとして活動するCreative Guildとしても、当たり前のことを当たり前に、そしてこの“楽しい”を次の世代にも感じてもらうために、「恩送り」と「対話」は文化にしなければなりませんね。そしてJPBVのつながりなどから、金融機関や行政機関をはじめとする方々と”友達最強”の精神で積極的に協調し、持続可能な未来に地道に確実に貢献していきます。

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