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ヨリミチ部 クリエイティブギルド オープンイノベーション

第12回ヨリミチ部 2023年5月18日 開催レポート

「みんなで未来をアートしよう -障がいとアートと社会 featuring ART  WITH ME-」
開催レポート

港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティ「Minato Creative Guild(MCG)」。2023年5月18日に第12回となるヨリミチ部を開催しました。今回からヨリミチ部もさらにパワーアップし、あるテーマについてシーズンを通して多角的な角度でとりあげていくという取り組みも始めました。回を重ねるごとに広がりも密度もましてドンドン楽しくなっています。

 スタートはギルドマスターの渋谷からご挨拶とクリエイティブギルドが現在取り組んでいるさまざまなプロジェクトを紹介。今回は「ビヨンド・ザ・ボーダー2.0」などのプログラムで繋がっているナゴヤ・イノベーターズ・ガレージともオンラインで連携して開催しクリエイティブギルドの活動の広がりを、より体感できる回となりましたよ。

 後半は、 ゲストをお迎えしてのトークセッション。 NFTアートの仕組みを活用し障害者自立を応援するプロジェクトArt With Meから、障がいのあるお父さまと家族として生きてきた中での経験から、社会のあり方を変えていこうと取り組んでいらっしゃるArt With Me代表の白石浩一さんと、いくつもの障がいを抱えながらもアーティストとして国境を越えて活躍し続けている武藤樹一郎さんに登壇していただきました。当事者視点でのご意見は、たくさんの気づきと学びをもらうことができました。

ミナトククリエイティブギルド

白石さんのご意見からは、日本では障がい者が本当の意味での社会参画ができるような制度がまだまだ整っていない点、仕事での働きがいや、生きている充実感を実感できるような環境の整備が進んでいないことなどをあらためて理解しなおすことができました。時にユーモラスなジョークも踏まえて発言される姿勢にはお人柄が溢れていました。

また、武藤さんからの「僕はアメリカで暮らしている間の10数年間は、自分が障がい者だなどとは感じることは全くなかった。」というご意見には、心からの驚きを感じるとともに、本当に僕たちの社会はこの課題に対しての問題意識の持ち方も、取り組みの仕方も大きく遅れているんだなということを深く実感することができました。  

今回の締めくくりもArisaの部屋です。衣食住に関する産業の盛り上がりは短期的なトレンドではなく、その中で自分にとっての最高のものを選んでいこう!というアドバイスでした。今回を持ってArisaさんはヨリミチ部をご卒業とのことで、今までお疲れ様&ありがとうございました。終了後には恒例の、港区の夜景を眺めながらのネットワーキングパーティ。みんなでワイワイ・ワチャワチャと新たなつながりを楽しみましたよ。


 

次回のヨリミチ部は、2023年6月15日(木)18:30〜開催。「マイノリティが変えるビジネスと社会~次世代リーダーたちの挑戦 featuring ART WITH ME~」と題し、 実際に活躍する次世代を担うリーダーたちの取り組みをご紹介。 実際に障がい者をアーティストとして雇用して新たなビジネスす創出に取り組む竹田印刷の長谷川さん。 かねてより障がい者の就労支援に取り組み、シンガポールで事業を立ち上げ展開するTomoWorkの百田さん。 さらに百田さんをサポートし、国内での障がい者就労の支援事業に取り組む住友生命の枝川さん。 名古屋やシンガポールとも中継でつないで、マイノリティを活かしたビジネスと社会の在り方を描いていきます。

Minato Creative Guildとは?

港区立産業振興センターを拠点とした、港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちがゆるくつながるコミュニティです。ユニークな活動をしている実践者を中心にディープな井戸端会議をする「ヨリミチ部」や、おもしろいアイディアを共有する「みんなのネタ帳」などの活動を展開しています。そしてたまに本気のプロジェクトもやっています。お問い合わせは港区立産業振興センターまで。もちろん、港区以外の方も大歓迎です!

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