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“楽しい“で世代の壁も超えていこう!三田企画部 2024年度の振り返り

三田図書館主催の中高生向け地域部活「三田企画部」。2024年度最後となる今回は、全体の振り返りと次のステップに向けた議論を行う場となりました。特に「中高生が主役となる環境づくり」「世代を超えた協力」「継続的な取り組み」をテーマに、具体的なアクションを検討。2025年4月以降の展開に向けて、仲間を巻き込みながらどのように場を広げていくか、実践的な視点での意見交換が行われました。

2024年度の三田企画部は11月からトライアル・プログラムとしてスタート。田町の駅前にある三田図書館の地の利も活かして、港区に住んでいる、港区に通っている中高生を中心に、“学校ではできない本音の対話”ができる場となりました。特にその中で、本当に自分にとって“楽しい”ことはなにかを探求し、この社会でどのように実現していくためのヒントを少なからず得ていくための場となりました。

一方で三田企画部を通じて、向き合うべき社会の課題も浮き彫りに。まず、自分自身が“楽しい”と感じれること、つまり本当に自分自身が“好き”になり探求を深められるようなテーマに出会うことが容易ではない現状があります。中高生もステレオタイプ的に成績を求められ、大人も日々仕事に追われ、自分にとっての“楽しい”や“好き”を無意識にあきらめてしまっているのかもしれません。

そして同時にそんな“追われている自分”に気づく余白がなくなっていることもあげられます。ふと立ち止まって自分自身を客観的に見つめ直す、周りを見渡してみる、一つ一つ丁寧に“なぜそうなんだろう?”と考えを深めてみる。そして気づいたことを素直にいろんな背景を共有して意見を交わしてみる。そうすることで今何が起きているのか、本当に向き合うべき問題が何か、そして未来にどんな可能性があり、どうやったら実現できるのかが見えてきます。しかしながらそのための時間も、場も足りてないのです。

さらには多様性の重要性を訴える一方で、過去の慣習や固定化された視点から抜け出すことができず、無意識のうちに“押し付け”てしまっている状況も浮かび上がってきました。社会は常に変化していることを考えれば、変化ができないでいることは大きなリスクになります。いかに前向きに適応していくか。そのことについて真摯に学び、挑戦する機会もまだまだ足りてないのかもしれません。

こうした課題を踏まえ、まずCreative Guildとしては、“楽しい”から始まる未来づくりのために、年代・国籍・地域を問わず、関わる一人ひとりが自分の“好き”や“楽しい”を見つけ、実現に向けて挑戦できる場をつくることに取り組んでいきます。そして、三田企画部においては、2025年度も次世代への貢献として、Creative Guildのこのアプローチを中高生に引き続き提供していきます。ただし、主役はあくまでも中高生。むしろ、次世代を担う彼らの感覚から大人も学び、世代を超えて“楽しい”から始まる未来づくりに取り組める場を目指していきます。今後の展開にもぜひご期待ください!

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