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講師の前でダイバーシティマインドについてセッションする図

サスティナビリティ・リーダーシップ・プログラム2025 第2回レポート

違いが力になる時代へ 〜カルチャーと向き合うマインドセット〜

港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。パートナーでもある一般社団法人 長野県経営者協会が主催となり、CreativeGuildとしては企画運営に協力する形で「サスティナビリティ・リーダーシップ・プログラム」を開催しました。2021年度から発刊している「持続可能な経営に関する実態調査報告書(長野SXレポート)」にて提言した”持続可能な経営”に向けたアクションのひとつである持続可能な経営人財育成をテーマに、3ヶ月にわたるプログラムです。このレポートでは、参加者たちがどんな気づきを得て、どんな実践のヒントを持ち帰ったのかをお届けします。


2025年7月28日、第2回セッションのテーマは「ダイバーシティ」。
今回は松本市で、エー・トゥー・ゼットの小沼さつきさんとJames Curtisさんを講師にお迎えして、多様性とどう向き合うかを1日かけてじっくり探っていきました。

午前:英語にドキドキ、でも笑顔も広がるワークショップ

午前中は、「ダイバーシティマインド」について考える時間。
無意識のバイアスに気づいたり、言語や文化に対する“マインドブロック”をほぐすワークを行いました。
英語で自己紹介をしたり、クイズ形式のアクティビティに挑戦したりと、最初はちょっと緊張気味だった参加者も、だんだんと笑顔が増え、自然な対話が生まれていきました。

午後:「文化の違い」を可視化するワークにチャレンジ

午後は「カルチャーブリッジ」と題して、文化の違いを“見える化”するカルチャーマップを使った演習へ。
たとえば、コミュニケーションの取り方や対立への向き合い方など、普段あまり意識しない「前提」の違いに目を向けながら、異文化理解のスキルを深めていきました。

「違い」があるからこそ、新しい視点が生まれる

セッションを通じて参加者からは、

  • 「英会話のハードルが少し下がった」
  • 「文化の違いを意識するだけで、関係性の見え方が変わる気がした」
  • 「英語も、やっぱり慣れが大事!」

などの声が寄せられ、自分の仕事やチームにどう活かせるかを考える姿も多く見られました。

DEIは“やさしさ”だけじゃない。経営戦略そのもの

今回の学びで改めて見えてきたのは、「DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)」が、ただの道徳的・倫理的な話ではなく、イノベーションや成果に直結する“経営の力”だということ。

そしてそれを実現していくには、

  • 一人ひとりの気づき
  • 周囲との関係性の変化
  • 制度や仕組みの整備

この3つをバランスよく進めていく必要があります。

違いを「面倒」と思わず、「チカラ」に変えていく

これから求められるのは、気づきで終わらせず、行動に変えていくこと。
たとえば、心理的に安心できる職場の雰囲気を育てたり、日常の中に“対話の文化”をつくったり、制度として反映させたり。

違いを怖がるのではなく、違いがあるからこそおもしろい。
そんなふうに思える組織づくりに、今回参加した一人ひとりの実践がつながっていきます。

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