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グループに分かれて机に向かう

サスティナビリティ・リーダーシップ・プログラム2025 第7回レポート

~ 人生100年時代のキャリア戦略 〜自分軸で生きるリーダーへ 〜



港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。パートナーでもある一般社団法人 長野県経営者協会が主催となり、CreativeGuildとしては企画運営に協力する形で「サスティナビリティ・リーダーシップ・プログラム」を開催しました。2021年度から発刊している「持続可能な経営に関する実態調査報告書(長野SXレポート)」にて提言した”持続可能な経営”に向けたアクションのひとつである持続可能な経営人財育成をテーマに、3ヶ月にわたるプログラムです。このレポートでは、参加者たちがどんな気づきを得て、どんな実践のヒントを持ち帰ったのかをお届けします。

2025年10月7日、第7回セッションのテーマは「キャリアデザイン」。
講師は、株式会社Ccobiの古後理栄さん。これまでの経験を振り返りながら、

「自分らしいキャリアってなんだろう?」
「人生と仕事をどうつなげていくか?」

を探る1日となりました。

古後さんの最初の言葉が印象的でした。

「キャリアとは“働くこと”ではなく、“生きること”そのものです。」

仕事や役職の枠を超えて、「どう生きたいか」を考える時間。
キャリアを“職業の道筋”ではなく、“人生の設計図”として捉え直す──そんな視点が会場全体に広がっていきました。


自分の過去をたどり、未来を描く

セッションのはじまりは「タコ(他己)紹介」から。
仲間から紹介されることで、自分の新しい一面を発見し、「どう見られているか」「何を評価されているか」に気づく人も。

その後は「ライフラインチャート」で自分の人生を振り返りながら、
「どんなときに自分らしさを発揮できたのか」
「なぜその経験が心に残っているのか」
といった問いを深掘りしていきました。

さらに「ライフバランスホイール」を使って、仕事・家庭・健康・学びなど、人生の全体像を俯瞰。
偏りや後回しにしてきたものを見つめ直しながら、“これからの生き方”を描いていきました。

グループ対話では「Well-being(しあわせに働く)」をテーマに、笑いと共感があふれる時間に。
お互いの人生観を尊重し合うあたたかい空気が広がっていました。

キャリア=生き方。自分を知ることがリーダーシップの始まり

プログラムも後半に差しかかり、参加者同士の信頼関係はすっかり深まっています。
安心感のある空気の中で、それぞれが真剣に自分と向き合い、「未来に向けて自分を信じる力」を取り戻していました。

印象的だった参加者の声をいくつか紹介します。

  • 「年齢を重ねることを“制約”ではなく“新しい選択肢”と感じられた」
  • 「キャリアとライフを分けずに考えたら、焦りがなくなった」
  • 「ライフラインを見返して、“ずっと幸せだった”と気づいた」
  • 「仲間の強みを知って、それを伝えたいと思えた」

自分を理解することが、他者理解やリーダーシップにつながる──
これまでの「ダイバーシティ」や「リーダーシップ」の学びとも自然につながるセッションになりました。

買い出しをした食品にの図

これからのキャリアを“自分軸”で描く

今回の学びを通して、「キャリア=会社に属する時間」ではなく、「どう生きたいか」を基点に考える視点が共有されました。
経験を“過去の出来事”ではなく“自分の資産”としてとらえ直し、未来に向けて行動していく。

変化の激しい時代だからこそ、自分軸をもって選び、動くこと。
それが、ブレないリーダーシップを育てる鍵です。

次回以降は、この自己理解をさらに広げ、「チーム」「組織」「社会」へとつなげていきます。
ひとりひとりのキャリアの物語が、サステナビリティの未来を形づくっていきます。

Creative Guild:https://creativeguild.jp/

一般社団法人長野県経営者協会:https://www.nea.or.jp/

長野SXレポート:https://www.nea.or.jp/1644.html

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