Guild名鑑 No.9 高橋 雅大 さん

日本と海外の“ひと”をつなぐ
合同会社マサエンタープライズ　代表　高橋 雅大 さん

　港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティ「Minato Creative Guild（MCG）」。今回は日本と海外の“ひと”をつなぐ、合同会社マサエンタープライズ　代表　高橋 雅大 さんをご紹介します。

【ギルド名鑑ファイルNo.9】 　高橋 雅大 / 合同会社マサエンタープライズ

　高橋さんは実はもともとは自動車整備工。その後メーカーに勤務し、東南アジア各地で仕事をして回ってきました。中国への留学経験もあり、アジアの“現場”に直接触れてきています。そんな経験値を活かし、現在は日本で暮らす外国人と日本の人たちを友達にしていくアクションを進めています。

　この背景にあるのは、やはり高橋さん自身の外国での経験。例えば外国に行けば当然ながらそこでは自分自身が外国人であり、社会的少数派＝マイノリティになります。このとき、もしつながることができなかったらマイノリティとなった方は孤立して、その国を楽しめません。一方で現地の方はせっかく異文化を知り、楽しむ機会を得ることができなくなります。だからこそ、つながることが大事。それにお互いにつながり、理解ができれば、新しい価値も生まれてきます。それは小さなつながりかもしれませんけれど、紡いでいけばビジネスの取引や、文化交流にもなり得ます。高橋さんは自分自身の仕事を通じてこれを実践してきました。素晴らしい経験ですね。

　一方でこうしたアクションが自分でできるひとがすべてではありません。それは日本に来ている外国人の方々もしかり。いろんな店舗でのサービスだけでなく、行政での手続きや病院・公共交通を利用する際などに言葉や文化の壁を感じることもしばしば。それ以上に日本にいるのに日本のコミュニティにつながれてない人も非常に多くいらっしゃいます。それは日本の社会的損失でもあります。だからこそ高橋さんは、ご自身の経験を活かしながら、外国人と日本人をひととしてつなぐことに注力されているわけです。

　MCGでも多様性はとても大事なテーマ。その中には外国人も当然含まれます。というよりも、いろんな国の考え方を学び、一緒に何か思いっきり楽しむ方がMCGらしいです。だからMCGの運営にも高橋さんに参画してもらいました。MCGは高橋さんのお力も借りて外国人の方たちを巻き込んだ友達最強に発展させていきたいと思います！

Minato Creative Guildとは？
港区立産業振興センターを拠点とした、港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちがゆるくつながるコミュニティです。ユニークな活動をしている実践者を中心にディープな井戸端会議をする「ヨリミチ部」や、おもしろいアイディアを共有する「みんなのネタ帳」などの活動を展開しています。そしてたまに本気のプロジェクトもやっています。お問い合わせは港区立産業振興センターまで。もちろん、港区以外の方も大歓迎です！