3/13開催 かせぐまちづくりフォーラム 「共創戦略としての“かせぐまちづくり“」レポート
港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティ「Minato Creative Guild(MCG)」。そのコア・プロジェクトの一つである全国連携で結ぶ地方創生への取り組み「友達最強ネットワーク推進委員会」にて、地域デザイン学会との共催でかせぐまちづくり フォーラムを2023年3月13日に開催しました。テーマは「共創戦略としての“かせぐまちづくり “」。今回、リアルは港区立産業振興センターで、オンラインではZOOM上でのハイブリッド開催で提供しています。
このフォーラムではMCGの戦略の骨格ともなっている”かせぐまちづくり “の概要を押さえた上で、3つの実践事例を紹介。一つ目は地域循環経済への取り組みとして長野県で展開している地域共創ラボを実際に地域で推進している長田さんから。二つ目はMCGを起点に展開する中小企業支援施策を、その中心となっているMCG サブギルドマスターの岡さんから。そして三つ目はこの”かせぐまちづくり”の考え方を応用した富士通での社内変革への取り組みであるFujitsu Creative Guildを、MCGや地域共創ラボにも関わりながら進めてきた桑岡さんからそれぞれお話しいただきました。いずれも関わるそれぞれの個の力がつながりあい、具体的な実践と成果に結びついているパワーが本当に素晴らしいです。MCGと繋がっている仲間たちの活躍は本当にうれしいですね!
さて、こうしたアクションがなぜ可能になったのでしょうか。フォーラムの終盤では参加者からの感想・意見に答えながら探求していきます。そこで見えてきたものはまず明確なパーパス=ビジョン×ミッション×バリューの存在。自分自身が何を成し得たいのか(ビジョン)、そのために何を使命とし(ミッション)、どんな価値を提供するのか(バリュー)を軸として挑戦し続けることが成果の鍵となっていました。そのうえで先入観を置くことなく、また境界や枠組みをつくることなく、動き続けることが具体的な成果に結びついていたのです。もちろんそこでは多くの仲間を築いていました。いわゆるマインドセットによるものは間違いなく大きかったのです。
一方で今回の事例はまたまだ始まったばかり。わずかな期間で大きく成果を上げていることは素晴らしいですが、持続可能な社会にインパクトある施策になったのかはまだ証明できていません。だからこそ今回の機会は互いの知見を結びつけ、さらなる進化をもたらす場となりました。事実、長野の地域共創ラボはShinshu Creative GuildとしてMCGと広域での連携も進めていきます。そして長野だけでなく、他の地域にも展開していくことを睨んでいます。富士通のケースから企業向けの展開にも十分にその機会を見出していけそうです。この先のより大きなチャレンジに期待が膨らむ時間となりました。その成果はまた近く、かせぐまちづくりフォーラムの場で設けてお届けしたいと思います。
Minato Creative Guildとは?
港区立産業振興センターを拠点とした、港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちがゆるくつながるコミュニティです。ユニークな活動をしている実践者を中心にディープな井戸端会議をする「ヨリミチ部」や、おもしろいアイディアを共有する「みんなのネタ帳」などの活動を展開しています。そしてたまに本気のプロジェクトもやっています。お問い合わせは港区立産業振興センターまで。もちろん、港区以外の方も大歓迎です!
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