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Guild名鑑 No.64 ”心”伝える紡ぎ人。KOA 南部高幸さんが伊那谷から始める持続可能な循環

港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。このギルド名鑑ではそんなCreative Guildでつながったユニークな方々をご紹介しています。今回ご紹介するのは、信州伊那谷を愛してやまない、KOA株式会社の南部 高幸さんです。地域や世代の枠を超えて“心”を伝えあう人づくりを起点に、伊那谷を起点とした持続可能な未来を紡ぎ続けています。

Guild名鑑ファイルNo.64】 南部高幸/KOA株式会社

南部さんはもともと埼玉県のご出身。大学時代に伊那谷の美しい景観や災害の少ない安全性、人と人のつながりなどの素晴らしさに気付き、長野県上伊那郡で本社を構える電子部品メーカーのKOA株式会社に就職しました。現在、南部さんは同社の掲げる「有限・循環・調和・豊かさ」の実践者として、地域内外の他企業や行政、大学などと連携しながら、持続可能な未来や社会価値の循環を担える仕組みづくりに関わり、人づくりも視野に入れた取り組みをしています。同社は1980年代から自然との調和に取り組み、「おてんとうさま」の愛称を持つ環境マネジメントシステムを築くなど、SDGsが話題になるはるか以前から環境問題に取り組んできています。

そんな南部さんが大事にしていることは“紡ぐ”こと。組織や地域の壁を越えて広がりを持つことで社会は変容していきます。また次世代を育成することで、社会は持続可能になっていきます。そのためには人と人が表面的な価値に囚われることなく、お互いの素直な想い=“心”を伝えあい、理解しあい、信頼関係を“紡ぐ”ことが不可欠なのです。また南部さんは紡がれた信頼関係の上で、新しい可能性に挑戦し続けることも重要視。理想を語るだけでなく、いかに現実的に行動しカタチにするか。これがなければ真の社会変容も持続可能性も実現し得ません。つまり南部さんは現実を直視しながら、未来に着実に前進し続ける“紡ぎ人”なのです。

私たちが日々暮らしている地域にはたくさんの可能性が眠っています。ただ近すぎて見えなくなっていることがあります。もしくはその可能性を知っていても自信が持てなかったり、変に遠慮しすぎてしまったりしているのかもしれません。また、有限の価値であること、つまり大切にしなければ失われてしまうことを忘れてしまっているのかもしれません。これはそれぞれが働く会社組織や、それぞれの自分自身の在り方についても同じことが言えるかもしれません。

いま私たちは改めて自らの可能性を知り前向きに未来に踏み出していくことが求められているのかもしれません。そのとき、もし一人でできないならば誰かとつながればいいだけです。資源は有限でも、人と人がつながれば可能性は無限に広がり、困難で複雑な問題も解決していけます。南部さんの取り組みはその事実を証明してくれています。Creative Guildとしてもぜひその姿勢から学び、友達最強で超地道に、“楽しい”を紡ぎ、社会価値の循環に貢献していきます。ぜひみんなで伊那谷ともつながり、人と自然が調和しする、もっともっと“楽しい”があふれる豊かな未来を始めていきましょう。

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