“楽しい”は動き出せる!中高生が教えてくれたアートと論理のバランス(三田企画部 開催レポート)
2025年、Creative Guildの活動は三田企画部から!今回は「”楽しい”をどんなカタチにする?」をテーマに1月10日に開催。大人顔負けの白熱した深い対話を通じて、自分がやりたいこと・好きなことを本当に動かして”楽しい”を実現するためにどうしていけば良いのかを探究。ドキッとするような現代社会の問題点への指摘と、実践的な気づきに溢れていました。結論から言ってしまえば、次世代はすごいです!
今回の参加者はアートに関心が高かったため、まずは「アートとは何か?」という問いからスタート。これに対して迷いなく「自分の内面をありのまま表現すること」「自分らしくあること」「自分自身の人生・生き様」と言う答えが出てくる衝撃的な幕開けとなりました。そこからアートの対局として論理やルールによって整理された世界観の話へ。さらに現代社会や今までの学校教育制度の問題、インターネットやAIによる環境変化、その背景にある社会構造・歴史的経緯の話へと探求は進んでいきました。
とくに印象的だったのは「先生の役割・意義とは?」という問いに対する対話。先生は『先を生きる』と書く意味、それは先に生きることでたくさんの情報・知識を得て、生きる術を後進に伝えられるからこそ意味がある、というところに行きつきました。そしてその観点から知識を詰め込むだけでは、現代社会においては本来の先生としての役割は果たせなくなっていること。答えがない複雑な時代だからこそ、創造性を高めて挑戦するアート的なアプローチを伝えること、自ら学び習う、学習する力を養っていくことが必要だという気づきを得られました。
参加した中高生はこの対話を踏まえて、”好き”になったり、”楽しい”と感じられたりすることの意義も探究。それは視野を広げて、自らを磨いていくための原動力であるということを共有できました。そしてその”好き”があれば、学校は新しい視点や価値観に触れるための多様性にあふれた場として”楽しい”と感じることができ、自分の時間で多面的に”好き”を掘り下げてもっと”楽しい”を実現できる、ということも整理されました。
場を終えた後、参加者からは「学校では話すことができないテーマを語り合えた」「新しい視点を得られた」といった声が。また、対話そのものを楽しみ、自分がやりたいことをどう動かせばよいか具体的にイメージできたことも大きな成果。「好きなことをやっていいんだ」という勇気を得られたことで、学校に対する見方も変わり、「つまらないと思っていた学校も視点を変えれば楽しめるかもしれない」という意識の変化も見られました。
全体を振り返ると、次世代を担う中高生たちが、現代社会をしっかりと見つめ、その可能性を常に考え模索していること、そして少しのきっかけで未来に大きく進める爆発力を持っていることを明確に感じられる場だったと言えます。ただ、そのエネルギーを表現する場が不足している課題も浮き彫りに。だからこそ三田企画部やCreative Guildを提供する意義があるわけです。これからも“楽しい”を中高生に、もちろん大人の皆さんにもお届けしていきます!2025年も“楽しい”から未来づくりを始めていきましょう。
今回の様子をAIでまとめたレポートはこちらからダウンロードできます。
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テーマは「楽しいをどこから始める?」(なにをやるかきめよう)
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