1月10日開催 地域戦略アプローチ共有会レポート

港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティ「Minato Creative Guild（MCG）」。そのコア・プロジェクトの一つである全国連携で結ぶ地方創生「友達最強ネットワーク推進委員会」にて、地域戦略アプローチの共有会を、2023年1月10日に開催しました。実際に長野などで展開している、民間主導の地方創生の戦略を“そのまま”共有しています。

　今回の地域戦略アプローチのモデルとなっているのは、長野地域を起点に展開している地域共創ラボ。2019年に活動をスタートし、行政予算に頼らず、関係性ゼロのところから、しかも専従者・出向者もなしで（関係者全員が本業をやりながら協力し合って）成果を上げてきています。地域共創ラボの取り組みについては、長野朝日放送で地上波放送された以下の動画をご参考に。非常にわかりやすく解説いただいています。

　地域共創ラボの戦略の要点は、やっぱり友達最強。実はMCG自体がそもそも地域共創ラボでの学びを基に構成しています。だから基本コンセプトは同じ。けれども友達がいるだけでは、ただの仲良しクラブ。地域戦略としては成り立ちません。ではどうするのか。その答えはムーブメント。いかに止まらない流れを創り出すかがポイントになります。イメージとしてはTEDxで紹介された「裸の男とリーダーシップ」です。

　具体的には地域戦略では場づくりが鍵。とくに単に会議をしたり、対話をしたりするだけではなく、時間や空間を超えて成果に向けて実践知を創発し続ける「BA3.0」を創っていくことが重要になります。ちなみにオンラインでのコミュニケーションは必然なので、デジタルは前提です。そしてシビアに現実をとらえ、共通のビジョンに向けて、実践者同士の人間的な信頼関係をもとにコミュニティを創っていくことが求められるのです。もちろん、一朝一夕には実現し得ないので、いままでの考え方にとらわれることなく、地道にものごとを積み上げていくことが不可欠となります。

　今後、MCGではこの地域戦略の内容を基に施策全体をアップデートしていきます。そして今回参加いただいた皆さんとも連携して、長野や港区だけでなく他地域にも展開し、企業活動の支援などにも応用していきます。「友達最強ネットワーク推進委員会」はその検討の場として継続的に開催していきます。

Minato Creative Guildとは？

港区立産業振興センターを拠点とした、港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちがゆるくつながるコミュニティです。ユニークな活動をしている実践者を中心にディープな井戸端会議をする「ヨリミチ部」や、おもしろいアイディアを共有する「みんなのネタ帳」などの活動を展開しています。そしてたまに本気のプロジェクトもやっています。お問い合わせは港区立産業振興センターまで。もちろん、港区以外の方も大歓迎です！