
Guild名鑑 No.130 偶然の”つながり”を楽しもう!三田企画部メンバー(高校生) 井上 絢斗さんが紡ぐ”ふらっと”な対話
港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。このギルド名鑑ではそんなCreative Guildでつながったユニークな方々をご紹介しています。今回ご紹介するのは、三田図書館の中高生のための地域部活「三田企画部」にも参加している高校生 井上 絢斗さんです。三田企画部をきっかけに、 “ふらっと”立ち寄った場で、フラット(対等)に対話して、世代や立場を超えた偶然の“つながり”を現在進行形で楽しんでいます。
【Guild名鑑ファイルNo.130】 井上 絢斗/「三田企画部」現役高校生 | ![]() |
井上さんはオーディオ、とくにイヤホンが好きな高校2年生。三田図書館の地域部活「三田企画部」のコンセプト「自分らしい“楽しい”を始めよう」に共感し、オープンな対話の場に参加するようになりました。さらに、Creative Guildのヨリミチ部やプレイバック・シアターのセッションなどにも参加し、年代や領域を超えた偶然の“つながり”を楽しんでいます。その結果、港区立産業振興センターの音響設備に触れるなど、自分の好きな分野のバックヤードに触れる機会も自分で獲得。さらに自分が参加するだけでなく、周囲を巻き込み、つながりの場を生み出すことにも挑戦中。学校や塾など、身近な環境での対話の場づくりを通して、偶然の“つながり”をもっと楽しめる未来を目指して、自らの経験の幅を現在進行形で広げています。
そんな井上さんが大切にしていることは、フラットであること。それは誰に対しても先入観を持たずに人間的に向き合い、真摯に言葉を共に紡ぎ、ほんの少しでもそこから前に進んでいこうとする姿勢です。同時に同じ音である、“ふらっと”という感覚も重要視。なぜなら気負わず、無理なく、自然体で“ふらっと”ものごとに関わることが、想像もしていなかった偶然の出会いにつながるからです。だからこそ自身が取り組む場づくりでは、“ふらっと”誰でも立ち寄れる、フラットな対話ができることを強く意識しています。
新型コロナウイルス以降、デジタル環境でのコミュニケーションは発達しました。反してリアルなコミュニケーションの機会は減少し、それは偶然の“つながり”を生まれにくくさせてしまいます。結果、新しい体験ができない、気づきや学びを得ることができない、挑戦や成長につながらない、そんな閉塞感を生み出しているかもしれません。また、行き過ぎたタイパ(タイム・パフォーマンス:時間効率)・コスパ(コスト・パフォーマンス:費用効率)意識につながり、短絡的に答えを求めてしまう意識を助長させてしまう恐れもあります。
だからこそ、井上さんのように偶然の“つながり”を意図し、自ら場に参加したり、場を提供したりすることが必要になっています。ただし、偶然のものである以上、毎回確実に“つながり”が得られるわけではありません。だからこそあきらめず、地道に継続していくことが大事なのです。Creative Guildで提供している場もそのひとつ。ぜひみんなで、井上さんのような次世代を担う方も含めた多様なで偶然の“つながり”を楽しんでいきましょう。それは必ず、“楽しい”から始まる未来づくりになるのですから。三田企画部ももちろんありますので!
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