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Guild名鑑 No.108 心地よく“ひと”がつながれる文化を。森ビル 馬場 文弘さんの実践するホスピタリティの哲学

港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。このギルド名鑑ではそんなCreative Guildでつながったユニークな方々をご紹介しています。今回はNPO法人日本ホスピタリティ推進協会(JHMA)との連携企画。ご紹介するのは森ビル株式会社でホスピタリティの実践に取り組む馬場文弘さんです。心地よく“ひと”がつながれる文化を目指して、現在は六本木ヒルズの森美術館・展望台の運営に携わっています。

Guild名鑑ファイルNo.108】 馬場文弘/森 美術館

馬場さんはご自身のキャリアをフォーシーズンホテル椿山荘東京でスタート。実践を通じて世界トップクラスのホスピタリティの精神とサービス・スキルを学んできました。その後に森ビル株式会社へ活躍の場を移し、その経験値を活かして同社の高級賃貸レジデンス MORI LVINGのフロントスタッフのマネジメントを担ってきました。現在は同社の文化事業部 施設運営グループ 運営担当 担当課長として、六本木ヒルズの「森美術館」や「展望台 東京シティビュー」、「森アーツセンターギャラリー」といった文化施設の運営を担い、ホスピタリティの価値を社会に届け続けています。

そんな馬場さんが大事にしていることは、肩書や立場に囚われずに”ひと”として丁寧に向き合うこと。なぜならそれは真にお互いに理解しあい、助け合い、喜びを分かち合うホスピタリティの精神を実践するための原点だからです。同時に大原則となることは明確に言語化して共有するとともに、個人の特性を活かした試行錯誤を歓迎して全体としての成長を促していくことも地道に続けてきています。馬場さんのこのアプローチはサービス現場だけでなくマネジメントの品質全般を引き上げ、従業員満足と顧客満足、そして事業成果の実現へと確実に結びついています。

”もの”から”こと”へ、ハード=物質的な価値からソフト=精神的な価値への移行が現代社会では求められています。むしろそれは1990年代以降、製造業やサービス業などの分野も問わず、あらゆる文脈でその必要性が唱えられてきました。そしてそこにはホスピタリティの精神が常に不可欠でした。しかしながら日本では本当の意味でその移行は実現できたとは言い難く、失われた30年という状態が今も続いています。

一方で日本社会にはもともと”おもてなし”の文化があります。それはホスピタリティの精神が確実に存在することを意味しています。大事なことはその精神と知恵を埋没させることなく、見える形で共有していくこと。そして新しい挑戦を歓迎していくこと。つまり馬場さんのような哲学的かつ実践的な探求が不可欠なのです。その継続していくことで、広げていくことで未来の可能性は確実に開いていきます。これは多様な人がつながるCreative Guildの場にも不可欠なアプローチ。となればぜひ馬場さんととも一緒に、この探求を”楽しい”から始め、そして続けていくしかないですね!

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