Guild名鑑 No.45　自分の人生を自分で選べる社会へ～鈴木大輝さんのアントレプレナーシップ教育プログラム開発の挑戦～

港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。このギルド名鑑ではそんなCreative Guildでつながったユニークな方々をご紹介しています。今回ご紹介するのは、高校生向けのアントレプレナーシップ教育プログラムを開発している、高校生起業家の鈴木大輝さん。自分の人生を自分で選べる社会を目指し、一人一人の選択肢を増やすための環境と学びの機会づくりに挑戦しています。

【Guild名鑑ファイルNo.45】 鈴木大輝 /高校生起業家

鈴木さんは現在高校3年生。起業を目的とした団体を学校公認で立ち上げており、2023年度にはイノベーション拠点SHIBUYA QWSで開催されたビジネスコンテストに挑戦。“高校生の高校生による高校生のためのアントレプレナーシップ教育”をテーマにしたプロジェクト「Aethamelon」（https://shibuya-qws.com/project/aethamelon）で採択を受けています。そして現在は実証実験として高校へのプログラム提供や、企業との連携活動を推進しています。

鈴木さんが大事にしているのは、「自分らしくあること」。誰もがお互いを尊重し合い、自分自身を理解し、自由で多様な人生の選択肢を持って、心地よく過ごせる社会の実現を目指しています。特に「自分らしくあること」の大切さを若い世代が理解することが重要だと考えています。そして鈴木さんにとって象徴的なものが起業家精神でした。だからこそ、高校生向けのアントレプレナーシップ教育を立ち上げ、自らが実践者として体現しながら、同世代の高校生やこれから高校生になっていく世代に“人生は自分で創れる”ことを伝えています。

失われた30年と言われるように、日本は近年世界的な競争力を下げてきました。それは過去の延長線上から抜け出せず、新しい選択肢を創り選ぶことができなかった、与えられた環境に執着しすぎてしまったことが要因かもしれません。必ずしもすべての人が起業家になる必要はありませんが、自分の人生の選択肢を創り出す主体性と創造性は不可欠です。そしてそのためにはたくさんの仲間と地道な積み上げが必要です。だからCreative Guildでは「友達最強×超地道」を重要なコンセプトとして掲げてきました。それは鈴木さんのアントレプレナーシップ教育とも非常にシンクロします。現在Creative Guildでも中高生とのアクションが始まっています。鈴木さんとの連携も積極的に進め、次の世代の選択肢をみんなで増やして、誰もが自分らしく心地よく過ごせる未来を自分たちの手で創っていきましょう。