2023年シーズン2 第3回 ヨリアイ by ヨリミチ部
「ローカルで“わたし”にできること」開催レポート
いつもとはちょっと違う人たちと、いつもとはちょっと違う会話を楽しむ「ヨリミチ部」。そして勉強会形式で新しい可能性をつくる”場”としての「ヨリアイ」。2023年シーズン2のテーマは「デジタルな“かせぐまちづくり”~友達最強でつなぐローカル・メリット・ネットワーク~」です。11月30日に勉強会形式で新しい可能性をつくる”場”として「ヨリアイ」を開催。「ローカルで“わたし”にできること」を掘り下げ、最終的に参加者みんなでAIツールを仕上げることができました。
今回のセッションでは、前々回整理した未来年表(前々回の内容はこちらから)と前回整理したアクションの方向性(前回の内容はこちらから)を踏まえた対話からスタート。実際に“かせぐまちづくり”、つまり地域の信頼関係に基づいて、民間主導で持続可能な地域循環を創っていくためには何が必要なのかを考えていきます。といってもすべてを考え尽くすことは難しいので、最終的には“何を考えることが必要なのか”を考える時間となりました。
“考えることが必要なこと”が整理出来たら、そこに必要になる知見がどんなものなのかも整理。地域社会の課題や可能性、地域のお店から中小企業などの経営の在り方、社会福祉、行政制度、金融サービスなどなど非常に多岐にわたることを確認。一人でやるにはあまりにも大変です。
そこで今回は“かせぐまちづくり”に必要となる知見をAI化することにチャレンジ。ここまでの「ヨリアイ」でまとめてきたレポートや、今回の参加者の対話の結果をChatGPTのGPTsに読み込んでもらって、“かせぐまちづくり”のAIコンサルタントをつくってみました。この間わずか2時間、デジタルのパワーに改めて驚くと共に、実践への期待も膨らむ時間となりました。
出来上がったAIコンサルタントはなかなかの出来。たとえば「地域内の人間関係が複雑で議論ができない」「地域の担い手がいない」「保守的で新しいチャレンジに拒絶反応がある」などなど、現場の相談を投げ込めば相談にのってくれます。
もちろんAIなのでその解答だけに頼ることは禁物。しかしながらAIコンサルタントの回答をたたき台に関係者で対話することで、非常に質の良い探求ができることが確認できました。「ローカルで“わたし”にできること」として、対話を始める環境をこれで提供していけそうです。とはいえまだまだ試作段階なので、今後もヨリミチ部の場などを通じて皆さんにお届けできるようにしていきます。今後の展開もどうぞ、お楽しみに。
※ヨリミチ部とCreative Guild
港区で働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちがゆるくつながるためのコミュニティが「ヨリミチ部」です。ユニークな活動をしている実践者を中心にディープな井戸端会議をする「イドバタ」と、勉強会形式で多様な視点からいまの時代に必要なことを学び共有する「ヨリアイ」などを展開。
この「ヨリミチ部」から派生し、一般社団法人Creative Guildでのプロジェクト活動などが広く展開されています。もちろん、港区以外の方も大歓迎です!
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