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Guild名鑑 No.70 未来を創る社会肯定力MS&Consulting 専務取締役 渋谷 行秀さんが追求するファクトフルネスな経営

港区を起点にさまざまな場所で働き、暮らしを楽しむ人々が集うコミュニティCreative Guild。このギルド名鑑では、そんなCreative Guildでつながったユニークな方々をご紹介しています。今回ご紹介するのは、株式会社MS&Consulting(MSC)専務取締役で、特定非営利活動法人(NPO)日本ホスピタリティ推進協会(JHMA)執行理事の渋谷行秀さんです。社会に対する肯定感をもって未来を築くための、ファクトフルネスな経営を追求し続けています。

Guild名鑑ファイルNo.70】 渋谷 行秀/ MS&Consulting 専務取締役

渋谷さんは物理学をバックグラウンドに持ちながら、ホスピタリティ業界のコンサルティングに従事。2008年に設立されたMSCに共同創業者として参画し、CX改善や従業員エンゲージメント向上のノウハウ開発を牽引。さらにJHMAの執行理事として、ホスピタリティの普及に努めています。また、経済産業省創設「おもてなし規格認証」の立ち上げ・展開を推進するなど、サービス業を中心に企業の生産性向上や持続的な成長・発展に大きく貢献されています。

そんな渋谷さんが大事にしているのは社会肯定力です。それは一人一人の在り方を尊重し、組織の価値の再発見し、社会の可能性を創造していくプロセスでもあります。特にそこではファクトフルネス、つまり事実(現場にあるストーリー)とデータに基づいて物事を客観的にとらえることを重要視しています。なぜなら、事実とデータは時に残酷でもありつつ、それを活用することで同時に未来を見出して前に進むことを後押しすることが可能にするからです。

2024年現在、国連の世界幸福度ランキングで日本は51位に低迷しています(2023年は47位)。合計特殊出生率は1.20(出典:厚生労働省)であり、人口減少は避けられません。1990年代には1位だったIMDの世界競争力ランキングも38位になり、名目GDPもドイツに抜かれ4位、一人当たりGDPも38位に後退(出典:IMF)し、社会的な縮小が進んでいるように見えます。しかしながら、世界経済フォーラム(WEF)の旅行・観光開発ランキングでは3位に、アメリカの旅行雑誌コンデナスト・トラベラーの世界で最も魅力的な国ランキングでは1位になっています。また、世界的にも治安が良く、自然環境にも恵まれ、水道・ガス・電機などのインフラも充実しています。

現状は単純に楽観視できるわけではありませんが、一方で過剰に悲観する必要もありません。渋谷さんのようにファクトフルネスなアプローチで現実を捉え、社会に対する肯定感を高めていけばよいのです。これは今の時代の経営には必須のアプローチといえます。そして次世代のリーダー育成にも注力しているCreative Guildとしても不可欠な考え方です。ぜひこのアプローチをより多くの方々と共有し、“楽しい”を仕事に暮らしに、より現実的に発展的に実現していきたいですね。

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