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Guild名鑑 No.134 忠臣蔵の歴史から未来を学ぼう。‘問い’からストーリーを綴る小泉 敦さんのおもてなし

港区を起点にいろんなところで働く・暮らす、楽しい時間を創りたい人たちによるコミュニティCreative Guild。このギルド名鑑ではそんなCreative Guildでつながったユニークな方々をご紹介しています。今回ご紹介するのは、忠臣蔵で有名な泉岳寺の目の前で土産店 小泉義士堂を営む小泉 敦さんです。観光に訪れる方たちと、おもてなしの心で紡がれるストーリーを、人生の“問い”から始めることを目指しています。

Guild名鑑ファイルNo.134】 小泉 敦/小泉義士堂店主

忠臣蔵は日本人なら誰もが耳にしたことがある歴史的事件。元禄15年(1702年)の12月14日に赤穂四十七士が主君・浅野内匠頭の仇をとるため、吉良上野介の屋敷に討ち入り、その後の最終目的地が泉岳寺です。現在も浅野内匠頭と赤穂四十七士が眠っています。小泉さんはそんな泉岳寺を訪れる方たちの土産店として長く続く小泉義士堂を受け継ぎ、国内外の方々と交流しながら泉岳寺の魅力を発信し続けています。ちなみに泉岳寺は、新たな都市開発が進む高輪ゲートウェイと隣接。最先端の都市と歴史が交錯する奥深さを楽しめる街になっています。

そんな小泉さんが大事にしていることは、筋を通すこと。誠実に人と向き合い、心を寄せて、嘘をつかず、傷つけず、信じる姿勢を貫くことであり、まさに忠臣蔵の物語に象徴される誇りや覚悟でもあります。またそれは絶対的な答えがあるものではなく、時代や環境に合わせて変わり続けるものでもあります。だからこそ“問い”を立てること、今自分自身が何をすべきなのかを考えぬき、試行錯誤し続けることも小泉さん自身の人生の軸になっています。

インターネットやスマートフォンの普及によって、誰もが簡単に情報へアクセスできる時代になりました。これからはAIの進化によって、その流れはますます加速していくでしょう。一方で、表面的な情報に流されてしまい、深く考えることなく批評や批判だけで終わってしまう──そんな場面も増えています。本当にそれで、大切な価値を未来へ残し、創っていくことができるのでしょうか。

「賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。歴史の価値はただ知識として知ることではなく、自分自身をそこに投影し、“問い”を立て、探求を続け、新たな気づきへとつなげていくこと。そして一人一人が自分なりのストーリーを紡ぎ、次の時代に渡していくこと。小泉さんが泉岳寺で実践しているのは、まさにその実践。Creative Guildも小泉さんのように歴史に学びながら、“楽しい”未来づくりをより深いものにしていきたいですね。

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